新月のお願いが叶わない理由。「ある」発の願いと「ない」発の願い

高橋ともえ

先日から年運リーディングの皆様と、月相ごとにタイムラインを使って過去を振り返る作業をすすめています。

なぜ、記録し、定期的に過去を見て振り返ることが必要なのかという話は、こちらの記事でもしています。基本的にこういう作業は陰の作業、女性性を使う作業ですね。

見て書くのは、金星と月の力を使うこと。年運リーディングにお申込された方には、個別の年運の情報以外に、あまり日本では知られていない月のサイクルの話を随時お伝えしています。そして...

あまりにしつこく皆をお誘いしているからか(笑)ここ最近、年運リーディングを受けてくれた皆様から、ノートワークを始めました! 過去を振り返っています!っていう感想をもらっております。

で。

月のリズムを活かすとか、月のサイクルを活用するとか、そういう系のワークって、基本的に未来を先取りするとか新月のウィッシュメイキングとかそういうことがメインですよね。

でも、私の年運リーディングの皆様にお伝えしているタイムライン情報は、未来の情報も含まれていますが、むしろ過去の振り返りを中心にしています。

そう。

世間のほとんどの月のエネルギー活用法が、ワクワクを使うとか夢日記とか未来志向。
それなのになぜ、高橋ともえは地味~~に過去ばかり振り返らせるのか・・・(笑)

新月のお願い事が叶ってる!という人は、ここから先書くことはあまり意味がないですが、もし、新月のお願い事があまり叶わないという方、叶ったけどあまり嬉しくなかったという経験をしている方は、良かったらこの記事を読んでください。

よく、願望実現の本を読むと、お金が欲しいときに、

「お金が欲しい!!」

って願ってはいけないと言われています。

なぜかというとこう言うお願いの仕方は、

お金が「ない」

ということを前提にしているから。

だからこそ、アファメーションは
お金が「ある」ということを前提にした表現、
つまり、現在形や完了形を使うべきと言われています。

たとえば・・・

「私はお金を持っています」
「私は豊かになりました」

みたいに。

これは確かに意味があることで一定の効果がありますが

実際に、上記のようなアファメーションを唱え続けて本当に豊かになった人はいるのかな?と正直、疑問があります。

なぜかというと、こういう表面的な言葉で操ろうとしても、結局、潜在意識の自分は

「全然お金ないんだよね、けど、お金あるっていう前提で
お願い事すれば叶うんだよね? じゃあ、私はお金持っています、
ってとりあえず言っとこう! さあ、早くお金どんとこーい!!」

というじりじりした焦りにも似た感情がある。

さらに言うとこの人が感じている

「お金が欲しい」

の表面的な感情の裏には、

「もっと親に認められたい」

という別の本音が隠れていて、

そのさらに奥には、

「過去に親にかまってもらえなかったから寂しい」

というもっと深い本音があったりする。

この本音を見てあげて「ない」状態で願う「ない」発の願いはダミーになりがちです。
だから、過去をしっかり見ないと「ある」発にはならない。

本当の願いは徹頭徹尾「ある」発の願いなのですよね。

「ある」発とは、

自分が持っているもの、自分の現状を
きちんと事実確認できている状態

です。

これは別にポジティブなことだけではない。

単純な事実確認なので
たとえば

不合格
失恋
離婚
失職
病気

とか、一般的にネガティブにとらえられることもちゃんと見てあげれば「ある」になる。

そして、ムーンノートワークでは、毎日の感謝ワークをルーチンにしてもらうようお願いしていますが、

※感謝ワークについてはこちらの2冊の本が役立つよ!

created by Rinker
¥1,760 (2024/05/01 20:54:28時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
¥1,426 (2024/05/01 20:54:29時点 Amazon調べ-詳細)

感謝ワークとはまさに、この事実確認、指さし確認に他ならない。

感謝ワークで「ある」発の状態を現在に作ったら、

次は、

過去をしっかり振り返り
記憶を見てあげることで

この「ある」発の状態の根っこを
太く大きくしていく。

「ある」
「ある」
「ある」

この状態で
過去をしっかり埋めていくんです。

とはいえ
すべての記憶が
好ましいものとは限らないですよね。

でもね
だからこそ

感謝のワークを
日々のルーチンから絶対外してはいけないの。

なぜなら

感謝ワークによって培われた「ある」を見る力が

一見辛いことの多い過去の記憶に潜っていく力
宝を見つける力に変わるから。

・・・ここでの大切なポイントは

感謝ワークのハードルを
上げ過ぎないということ。

なかなか感謝が出てこない人は

当たり前を言語化する

これをやってみると良いと思います。

たとえば今このブログ記事を書いている私だったら

ブログを書けるPCに感謝
ブログを配信できるネットに感謝
今聞いてるBGMを作った人に感謝
子どもの面倒を見てくれる義母に感謝
美味しい紅茶に感謝

とか・・・

いくらでも感謝できます。

感謝というのは
そこに存在しているものを
淡々と指さし確認すること

でいいのです。

そして
過去の振り返りも
基本的にこの指さし確認と同じです。

私が配信している特定の月相ごとに過去のタイムラインは、記憶が一連のストーリーになりやすいタイミングです。なので、この機会を利用して過去をを振り返って

「ああ、こういうことがあったな」
「こういうストーリーやパターンがあるな」

と確認するだけでOK。

むしろ
変なワクワクや高揚感
あるいは過度な嫌悪感といった
強いバイアスをもってしまうと

ニュートラルに過去を振り返れなくなって
記憶を美化したり卑下してしまう。

だから

「淡々と振り返る」

というのがポイントになります。

まとめると・・・

日々の感謝ワークで、
今現在の「ある」を見る練習をする。

感謝ワークとは
「ある」ものの事実確認。

過去の振り返りの際も
これと同じく淡々と記憶を見ていく。

これが定着してくると
「ない」発のダミーのお願いをしなくなり

「ある」発のアイデアやインスピレーションに
恵まれやすくなる。

という感じです。

この「ある」発の状態が
現在から過去に向かって
どんどん連続し太く大きくなって初めて

新月のお願いとか
毎月の計画とかが
生きてくると思っております。

まずは感謝ワークを2~3か月続けたら人生はドラスティックに変わると思います。

そして、感謝ワークをして、過去を振り返って、過去を、

「ある」
「ある」
「ある」

で埋めていくことが、真の意味での月の活用であり、
月の時計を壊すために(そして作り替えるために)使うということだと思っています。

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました