水瓶座の共同体は恒星同士のつながり。あくまで離れていること、自分発の光があることが条件の一見ばらばらなつながり。
参院選無事に終わりましたね~。相変わらず投票率は低いですが、新しい動きが胎動している感じがして、とても興味深いなと思います。
さて。先日より、日本の建国チャートの話をしています。日本の建国チャートを見ると水瓶座みが強い!という話ですね~。
水瓶座と言うと、個性尊重とコミュニティという一見相反するようなテーマを持つ星座(サイン)ですが、改めて今回、7月8日の安倍晋三元首相の死という事件を受けて、この水瓶座の特徴を考えています。
以前どこかの記事で書きましたが、水瓶座的なつながりって、恒星同士のつながりなのですよ。
それは、どこかの太陽(恒星)のもとにわちゃわちゃと集う惑星同士のつながりではなく、あくまで対等な恒星同士が、それぞれの自立自尊を保ったうえで手を結ぶつながりです。
なので、水瓶座的なコミュニティって一見、とても寂しい感じがするかもしれません。
古き良き昭和の時代の大家族的なつながりとか、似たような者同士がなんとなく集うつながりではない。
ちょうど、2020年12月の冬至ごろに起きた水瓶座0度でのグレートコンジャンクションとコロナ禍、ステイホーム、オンライン化の流れで体験したような、徹底的に自分の孤独と個性を受け止めた後にはじめて生まれてくる、非常に自立した大人のつながりという感じです。
いつも一緒にいないし、意見も違っているけれど、何かをするときには連携して大きな輝きを生み出す。
そういうコミュニティらしからぬコミュニティが、これからの時代のコミュニティかなあと思います。
だから、物理的に一緒に集まれるコミュニティの規模は、ほとんど数人程度になるでしょう。
これを、単に「大きなつながりがバラバラになってしまった」と嘆くのではなく、こうした小さな小集団が、恒星のように自立した光を放ちながら、時に手を結ぶというのがこれからの時代のコミュニティなのかな~と思います。
そして、恒星同士の手の結び方も、固定されたものではなく、ある時はちょっと離れたところの恒星と手を結び、ある時はあえて隣とは手を結ばない、なんてこともあるでしょう。
●●さんが言ってるからすべてに賛同する、とか、xx党だから全部に賛同する、なんてことはなくなっていき、あくまでテーマごとにユニットを組みながら、常に流動的に動いていくことになる。
個性を大切にすると、どうしても最終的には「たったひとり」になるのですが、この「たったひとり」を徹底的にやりつくした人が一定数いなければ、次の時代のコミュニティは生まれてこない、のです。
今年は、春分図のICにキロンとパラスが合でした。色々な読みができるし、まだまだ災害も心配ですが、仲間と引き裂かれ、孤独を感じること、頼りになる外側の誰かがいなくなることによって、私たちが否応なく自分に立ち返り、自分に向き合うことが、結果として新しい共同体の種になるということでもあります。
そして、今年の前段として、2020年の日本の春分図にできていたジュノーとICの合があります。自己主張によってばらばらに引き裂く自我の象徴であるジュノーが、あらゆる関係性を分断しましたが、分断されてはじめて分かることが沢山あったと思います。
全部は私たちひとりひとりが、力なく依存する弱い存在ではなくて、新しく何かを生み出していける存在なのだと気付くために起きていることなのかなと思います。