千手観音。一時的に苦境に陥っている人を助けるときの心構え。

高橋ともえ

年末ということもありますので、今年の最後にほんと~~にささやかですが寄付をいくつかしております。今年はウクライナの難民支援と、ホームレスの自立支援のためのビッグイシューに。

それともう一つ、子どもへの支援を考えていたときに、子どもに関するとても痛ましいニュースに触れて動揺し、「こういう苦しんだり悲しんでいる子どもを抱きしめるだけの手(力)がもっと欲しい。きっと、千手観音ってこういう観音意識の表れなんだろうな~」と思いながら眠りに着こうとしたら、千手観音意識?が出てきたんですよ。

そして、ぴしゃりとこう言われたの。

「本当の高次存在は同情から人助けをすることなどありません。やがて神意(奇跡)を観ることになるが一時的に困難を体験している者としてその人を助けるのです」

千手観音、意外と冷静・・・。

でもこれ、昨日の知人の死の出来事ともかかわっているなと思いました。

12月8日双子座満月、西ヨーロッパとアメリカ(北米)全土では火星食。そして、血縁によるつながりから自由によるつながりへ。このブログの星の発信は日本をベースにしていますが、今の世界に一番大きな影響を与えている国であるアメリカ合衆国で起きる天体イベントって、や...

非常に困難なことや絶望的なできごとを体験している人たちに対してのいたわりと慰めは必要ですが、どういう心構えで行うか、その意識次第ではむしろ害ということです。

両親がそろっているのが幸せ、子どもがいるのが幸せ、健康であるのが幸せ、障害がないのが幸せ・・・というような意識から手を差し伸べることは、相手の神性への不信感に基づくものであって、むしろ敬意のない行為だなと感じました。

千手観音の無数の手は、人が多種多様なそれぞれのやり方で奇跡を観ることができるようにその人を導き、その人の目を開くためのもののようです。

自分が何かで苦しんでいるときに、表面的にかわいそう~たいへんね~ってやたらと言われても、ちょっとイラっとしたりしません?(笑)

私が20代の頃お世話になったヒーラーの方は、同情はいらない、共感が必要、そして共感は物事の理解と認識を必ず伴う、と言っていましたが、そのことがようやく腑に落ちてきました。

訳も分からない運命に翻弄されるさまよえる子羊?みたいな存在だと相手をジャッジしてしまうことは、相手の力を過小評価することでもあり、神を不完全だとみることなのだと。

なんか、私たちってどう転んでも結構パワフルな存在のようです(笑)

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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