高次元のメッセージ

アキランデシュヴァリ(Akhilandaesvari)。常に壊れ続けているから決して破壊されない女神。

昨年リリースしたリリス講座の準備の中でふと知った南インドのタントラの教義の中でとっても重要な女神がいます。それが、アキランデシュヴァリ(Akhilandesvari)という女神です。

ほとんど知られていない女神様ですが、その働きはとても興味深く、ある意味ではリリスのエネルギーとも通底するところがあるのですよ~。そして、リリスが月と関連付けられるように、このアキランデシュヴァリもまた月と(月相と)関連付けられています。

アキランデシュヴァリというのは、一言で言うと、傷ついたり壊れたり穢れていることを気にしない、あるいはまさにその状態に神性を見いだすという女神性です。

この女神様に出会ったのは、知人の男性から性的暴行を受けて心身が壊れてしまった後、ある南インドのタントラ(Shakta Tantrism)の教義に出会って少しずつ回復していったというカナダのヨガティーチャーの女性が書いたこちらの本の中でです。

正直、この本↑は、これまで私が読んだタントラの本の中で最も実践的で、さらに女性にとってうなずけることだらけで、先日からご紹介しているツルティム・アリオーネさんの追究しているチベット仏教のタントラ的な流派とも共通するところが多く、深く共感できました。やっぱりタントラは男が書いた奴は微妙だなー(笑)

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※で、こんなタントラの専門書↓にも今取り組んでいるところー。難しいのでちまちまですが・・・。

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※アキランデシュヴァリについては、私の大好きなMeggan Wattersonのオラクルカードにも出てくるよ。

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さて、アキランデシュヴァリについて上記のMeggan Wattersonのカードの解説書に書いてあることは・・・

アキランデシュヴァリは、フェニックス(不死鳥)のエッセンスを宿す女神です。変化を歓迎する決して破壊されることのないエネルギーを体現しています。自分自身にどんなことが起きても、より一層愛と光に向かって変容が促されるだけだ、ということを知る女神です。

アキランデシュヴァリは、Akhilandaesvariと綴ります。サンスクリット語では、Svariは女神、あるいは女性のパワーを意味することがです。Akhilandaは、とても面白い言葉です。「決して壊れることがない」という意味と、「常に壊れている(常に不完全である)」という相反する2つの意味を兼ね備えています。したがって、アキランデシュヴァリは、常に壊れているから決して壊れることのない女神という意味なのです。

アキランデシュヴァリは、私たちが最も避けようとすること、つまりエゴの崩壊を体現する女神なのです。

アキランデシュヴァリに関する文献はほとんどありません。この女神は、ただ体験することによってしか知ることができないのです。アキランデシュヴァリは、魂が最も暗い夜を歩むとき、誰かを亡くしたという喪失の悲しみに浸るとき、張り裂けんばかりの胸の痛みに震えるとき、その最も暗く深く痛ましい場所で私たちが出会う女神です。

何かを壊したりばらばらにすることは、私たちが避けたいと願うことです。喪失に抗い、変化に抗います。なぜなら、私たちは「自分はこういう存在である」という定義を崩したくないからです。しかしまさにそのときにアキランデシュヴァリが私たちのところにやってきます。傷つきやすさは私たちの最も偉大な強みなのだということをアキランデシュヴァリは教えます。もし私たちが常に壊れ続けているならば、私たちは破壊されることがないからです。

アキランデシュヴァリは、もはや役に立たなくなったもの、機能しなくなったものを変容させることを厭いません。壊れていること、傷ついていること、穢れていることは、何かの罪や過ちではなく、ましてや避けるべきことではないということをアキランデシュヴァリは知っています。なぜならまさにそれこそが、完全性(一元)の成就に必要だからです。

フェニックスが、自らの身を炎に捧げ新しく蘇るように、たとえ破壊され散り散りになったとしても、まさにその中から新しいものが生まれます。ハートが傷つくことはありません。どんなことがあっても、ハートはただ拡大していくだけなのです。

ということだそうです!

すげーなー。

実は、リリス講座の準備の中で読んだリリスの解釈として、「傷と自分を過剰に同一視しない」という表現を見つけたのですが、まさにこれこそが、アキランデシュヴァリ的な態度だな!と思いました。

私たちが傷ついたり汚れたり穢れることを怖れるのは、自分自身と傷がイコールだと思うからこそなのです。でも、それこそがエゴの働きなんですよね。

致命傷に近いレベルで心身が傷つくような体験であったとしても、私たち(の女性性)は、自分たちはそんなやわじゃないということを心のどこかで知っているのです。

だからこそ、リリスは傷ついたり攻撃されることを怖れないし、アキランデシュヴァリも壊れ続けることを選択する。だって、壊れ続けるたびにハートは拡大し、私たちの本当に傷つかないコアに向かって深化していくだけだと知っているから。

リリスが、ある意味ではとても悪魔的で、厭わしいものとして描かれ、それゆえにリリスの意味する体験が非常につらたんなことが多いのに、なぜかその人にとっての魅力を示し相性(シナストリー)においても抵抗し難い引力を持つ理由が、少し分かった気がする(笑)

そんなリリス=アキランデシュヴァリのエネルギーは、ある意味では今の時代に最も強く意識されるものかもしれません。

リリスが天国と関連しているのも、これで分かった気がします。

神から与えられた所与の完全性から離れる失楽園の体験を怖れないで、自分ひとりで自分自身のやり方で天国を作り出す力が、リリスとリリス的な体験の中にあるということです。

繰り返しますが、月の遠地点としてのリリスは、最も天国に近い状態としての風のエレメントを強化し、植物にとっての生殖器である花の香りを強めます。

私たちが(主に性的な体験において)負うあらゆる傷や汚れや穢れのすべてが、より一層天国に向かって私たちを高めていくということを知っているのがリリスというポイントなのでしょう。

そしてね。以前ちょっと書いた「竜とそばかすの姫」に出てくる鈴の強さというのは、ある意味ではリリス=アキランデシュヴァリ的な女神性なのだと思います。

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そして、こういう負の体験と結びつくことのできる女神性、それが新しい時代の女神性なのであり、その質を見出し信頼して見守るのが新しい時代の男神性なのだと思います。

※新しい時代の男性性については、最近またいい事例が増えてきたので別記事で書くねー。

ABOUT ME
高橋ともえ
1981年生まれ。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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