占星術コラム

本当の陰陽論(二元論)は、ラディカルで柔軟である。陰常に陰ならず、陽常に陽ならず。極陰が極陽に転換することもある

高橋ともえ

私が卍易風水を学んで最初に衝撃を受けたのは、陰陽論の考え方です。

陰陽論も流派がありますが、私が学んだ卍易風水では、陰陽は永遠に固定されたものではないと考えます。

陰陽論が深すぎる件。めちゃくちゃ面白い学びが始まりました~!前々からちょいちょいとご連絡していますが、今年は東洋系の占術の学びが始まっておりまして、早速昨日、その1回目の授業だったのです。 ...

そう、男=陽 女=陰 と一般的に分類されるものですら、決して陰陽が固定されるものではないということです。
考えてみれば、女性は一般に陰ですが、子どもを産むという能動的な行為においては陽になるとも言えます。視点を変えれば、常に陽のもの、常に陰のものは何一つ存在しません。

ただし、普段陰/陽が強いものだと固定されがちなものこそ、逆に陽/陰に反転するときに大きな作用が起きるとも言えます。

その意味でいうと、最も巨大な陰は太陰=月であり、最も巨大な陽は太陽ですが、固定されない陰陽論という立場を取るならば、月ですら陽に、太陽ですら陰になることがあるということです。

その典型が、日蝕ですね。

月だけが真に命を新しくする。真の革命は月から起きる。ここ最近、月が惑星を隠す惑星食(掩蔽)や、月が太陽を隠す日蝕などを深く深く考察しておりまする・・・。 メルマガもマニアックでごめんなさ...

日蝕が大きな影響を持つのは、普段陽そのものである太陽が、陰そのものである月に隠されるから、その振れ幅の大きさゆえの作用があるのでしょう。

個人的には、このようなラディカルで柔軟な東洋の陰陽論を学んだことで、シュタイナーの悪の理解はとても深まりました。

シュタイナー自身も日蝕に関して、日蝕という危機的な状況があるからこそ、地上の人間の中に太陽意識(キリスト意識)が生まれる可能性があるということを述べています。

月食と日食~シュタイナー(人智学)による秘教的・オカルト的理論・説明・定義について1年のうちおよそ2回、約半年(6ヶ月)の間隔で繰り返される月食と日食(月蝕と日蝕)は、通常の満月や新月とは違う特別なものだと考えられてい...

個人的には、10月15日の日蝕はいろいろな意味で大きな意味を持ちそうだなと思います。また、Youtubeなどで解説動画送りますね~!

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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