占星術コラム

12月24日から12月30日までの1週間の星の動き[ヘリオセントリック・地球暦・占星術]

高橋ともえ

2018年12月24日月曜日から12月30日日曜日までの一週間の星の動きをダイジェストでまとめてみます。

この記事の目次

2018年12月24日 クリスマスイブ 月と冥王星のオポジション 小惑星ジュノー順行へ

11:20ごろ 月と冥王星のオポジション 23:51- 月のボイドタイム 小惑星ジュノー順行へ

2018年12月25日 クリスマス

-1:59 月のボイドタイム 1:59 月 獅子座へ移動

2018年12月26日 月 近地点と合

7:30ごろ 月近地点と合

2018年12月27日 ヘリオセントリック水星と天王星の衝

16:15ごろ ヘリオセントリック水星と天王星の衝 0:38-2:51 月のボイドタイム 2:51 月 乙女座へ移動

2018年12月28日 金星とセレスの合

1:20ごろ 金星と小惑星セレスが蠍座で合

2018年12月29日 火星とキロンの合 天秤座下弦の月

1:28-5:24 月のボイドタイム 5:24 月 天秤座へ移動 14:20 火星とキロンの合 18:34 天秤座で下弦の月 

2018年12月30日 ヘリオセントリック水星と火星の衝

17:15ごろ ヘリオセントリック水星と火星の衝 

クリスマスと恒星カペラを通過するウィルタネン彗星、うみへび座での新彗星発見、1月6日の日蝕に向けての浄化

今週はなんといってもクリスマス!ですが、クリスマスの日にウィルタネン彗星がぎょしゃ座カペラの近くを通過します。

カペラは、伝統的に羊飼いの星と呼ばれているのですが、人智学系占星術師のRobert Powellによると、カペラは2人のイエスのうちナタン系イエス(ルカ福音書のイエス)に相当する星であるとのことです。

このカペラのそばをウィルタネン彗星は通過していくのですが、その日がまさにクリスマスに相当します。クリスマスは、秘教の伝統ではこのナタン系イエスの誕生日にあたるという説があります。

この領域を彗星が通過していくのは、1月6日の日蝕の準備に相当すると思われます。1月6日は伝統的にエピファニー(公現祭、顕現祭)といって東方の三博士が生誕したイエスを礼拝した日であると言われていますが、この日に誕生したイエスは、上述したナタン系イエスではなく、ソロモン系イエスに相当します。

もともと、12月25日から1月6日の12日間は、キリスト教では降誕節と呼ばれ、聖十二夜と呼ばれることもありますが、12月25日(ナタン系イエス)と1月6日(ソロモン系イエス)の誕生日でもあるのです(※異説はあります)。

ウィルタネン彗星は、カペラを12月25日に通過する前は、実は恒星アルゴル領域で小惑星セドナと小惑星ジュノーとも合になっていました。小惑星セドナはイヌイットの神話に出てくる原始の母なる女神存在ですが、小惑星ジュノーは男性性と正式なパートナーとしての女神意識。2つの小惑星はそれぞれ対照的な色彩を帯びています。ウィルタネン彗星が通過する直前、この2つの小惑星の会合もありました。※この辺りの話はまた後日書きます。

なお、12月24日のクリスマスイブごろに小惑星ジュノーは順行に戻ります。

さらに、12月21日に、11月8日に新彗星を発見した岩本氏が再び新しい彗星を発見しました。この彗星は、現在うみへび座付近にあります。まだ情報が少ないのですが、この新しい岩本氏の彗星は、2月上旬のエンジェルズゲート(立春)が開くころに地球に最接近するようです。

うみへび座は、くじら座等と同じく、古い時代の女神的(原始的な女神)なエネルギーと関わります。ファウストの母たちの国にあたる領域に存在している原初のエネルギーです。そういう意味では、上述した小惑星セドナともかかわります。

これらのエネルギーの浄化と作り変えは、聖12夜と関連して起きています。

今週は、地球を救済し高める男性性としての2人のイエスに関わる祝日に絡めて、太古の歴史から蓄積されてきた古い地球の女神エネルギー(それらは時代の変遷とともに悪しきもの=怪物となってしまった)が浄化されていく、そして、最終的にはキリストの花嫁として完全に対等な対となるべき女神性(小惑星ジュノー的な)が復活する、という流れがあるように思います。

そういう意味では、男性性と女性性の深いレベルでの和解という、主に9月末ごろから続いていたテーマの完了に向けての希望の光が見えてきそうな1週間です。

おりしも、12月29日の対等なパートナーシップを意味する天秤座の下弦の月では、キロンと火星が合、セレスと金星が合です。キロンは傷の癒し、セレスは冥界のエネルギーの克服と関わる小惑星ですが、これらが合となりつつ、ゆるやかに調和的な配置を取っています。

クリスマス=キリストの生誕にあたっては、男性性と女性性の深い統合がなければ実現しなかった、そして再び今、地上の私たちも星々からそのメッセージを受け取る、というようなことに思いを馳せるような1週間になりそうです。

お知らせ

毎週配信している週間占い(1週間の星の動き)では、月のアスペクトを中心にいろいろな天体のサイン移動やヘリオセントリックの情報をお伝えし、最後に私・高橋ともえの解釈を書き添えております。
2019年に関しては細かいイングレスやアスペクトなどの情報が網羅されているムーンマスタリーカレンダー(有料)を作成し販売しておりますので、下記の通り方針を変更いたします。

  • 2019年以降、週間の星の動きではアスペクトや会合などの細かい時間は書かない。
  • 2019年以降、最後の解釈部分はメルマガ内のみで発信する。
  • 詳細な情報が知りたい方は、ムーンマスタリーカレンダーをご購入ください。通常の西洋占星術の星の動きに加えて、サイデリアルゾディアックやヘリオセントリックの会合・衝の情報が時間に至るまで記載されています。また、毎月のおよそ4000-5000文字の星の動きレポートが無料でついてきます。

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました