ハロウィン、メキシコ「死者の祭」、そしてファウストの母たちの国~2022年秋の日蝕月蝕シーズンと立冬のイーグルズゲート
日本でもすっかりハロウィンが定着して、今や小学校でも行事の一部になるくらいですが、10月末~11月1日、少し長い幅で考えると11月の立冬(イーグルズゲート)の前後1週間くらいは、死者(地下世界、あるいは生と死の間の中間生)との関係性が強まる時期なんですよね。
でね。
最近子どもと一緒に、ピクサー映画(ディズニーアニメ)の「リメンバーミー」を観たんですが、
この物語の舞台はメキシコで、時期は「死者の日」と呼ばれる11月1日~2日にかけてメキシコ全土で行われる死者のお祭なんです。
このアニメを見ると、いわゆる中間生(死者たちが一時的に滞在する領域)がどういうものか、また、生者の世界に死者がどういう影響を与えうるか、ということが垣間見えて面白かったです。
死者の日(ししゃのひ、ディア・デ・ムエルトス、スペイン語: Día de Muertos、英語: Day of the Dead)はメキシコの伝統文化、風習である。特にメキシコにおいて、死者を偲びそして感謝し、生きる喜びを分かち合うことを目的としている。この伝統は、メキシコにおいて最も重要な風習の一つであり、毎年11月1日と2日に祝われる。
出典:Wikipedia
そして、とても面白いことに、メキシコだけではなく、大西洋沿岸地域、つまりアイルランドとか、北米とかの諸地域に、こうした死者のお祭(死者の霊やご先祖の霊が生者を訪ねてくる)をするという風習が点在しているのですね~!
一説には、アトランティス大陸が沈没した時の水没者の慰霊祭であるとも言われていますが、大変興味深いです。
死者の日は11月1日~2日、ハロウィンは10月31日。
そしてあまり知られていないことですが、シュタイナー曰く、11月9日は「ファウスト」に出てくる「母たちの国」へ下っていく時期であると考えていたのですね。
※「母たちの国」についてはこちらの記事で詳述しています。
「母たちの国」とは、ファウスト第二部に出てくる想像上の場所。そこは、地球のありとあらゆる命に形態を与えると同時に、それらの命が形態を失って帰還する場所なのです。
そういう意味ではまさに地球の「子宮」であり、イザナミ的な場所なわけです。
・・・まとめると、このイーグルズゲート付近の重要な祝祭としては、
10月31日 ハロウィーン
11月1日 万聖節&死者の祭(メキシコ)
11月6日~7日ごろ 立冬&イーグルズゲート
11月9日 ファウストの母たちの国へ
こんな感じの日付になっているわけです。
もともと立冬&イーグルズゲートというのは蠍座15度付近です。この辺りは、蠍座の対向星座(サイン)である牡牛座の影響が入ってくるところ。
今年は、ノード軸が牡牛座と蠍座にありますが、2022年の立冬ごろのノード軸はまさにこの蠍座・牡牛座15度付近にきているのも面白い符牒です。
そして、以前からお伝えしていますが、2022年のハイライトは、この立冬&イーグルズゲートのタイミングで起きる牡牛座月蝕&天王星食。
とても興味深いここ10日ほどの星の流れです。