天王星とトラウマ、トラウマが開く多次元への入り口(サイキック能力)
先日、3月に年運リーディングにお申込いただいた方とサイキック能力(念力的な力)の話をしました。その方は冥王星が強いタイプの方で、そのことがサイキック能力と関係しているかもとお伝えしたのですよね。
サイキック能力といえば・・・冥王星同様、天王星や海王星も時にサイキック能力としてあらわれることがあります。
以下は私見ですが、冥王星的なサイキック能力が強い人は、現実を動かす念力的な力として出てくることが多そう。一歩間違うとサイコパス的な感じですね(笑)感情が強く乗った念力系のサイキックです。
これに対して、海王星的なサイキック能力が強い人は、どちらかというとこの世ならぬ世界からメッセージを受け取るという人が多い感じ。現実世界ではほぼオフなのだけど、異世界からの交信が随時ダウンロードされているチャネラー的な感じですかね・・・。なので他の配置にもよりますが、現実世界で強く雄々しくサイキックの力を行使するという感じではなく、神職的な立ち位置になりそう。
では、天王星的なサイキック能力ってどういうものでしょう?
天王星的なサイキック能力は、ある種のひらめきや直観として降りてくる感じです。それは海王星のチャネリングとは少し違っていて、理系的な雰囲気があります。そのアイデアやインスピレーション自体は斬新なのだけど論理的に理解できる構造や仕組などが天王星を通じて降りてくる感じです。
そしてもう1つ特筆すべき点として、天王星的なサイキック能力の場合、次元を超える力、体に入ったり出たりする力として開くことが多いように思います。いわゆる幽体離脱や体脱の現象ですね。
そして、天王星的なサイキック能力を開くのが、実はトラウマなのです。特に身体の中に残っているトラウマの痕跡が、実は他の次元への扉になるということです。
天王星とトラウマについては、イギリスの占星術師のMark Jonesが色々な事例を挙げて説明していて大変興味深いです。
天王星というと、一般的な占星術では電気とか技術とか突然の変化とかそういう風に語られますが、交通事故から虐待、災害の体験まで、天王星的な体験には「予想しない暴力的な事故・事件」として表現されることもとても多いと思っています。
そして、ハワイの古代の叡智の中にも、ウニヒピリがアウマクアにつながるために、つまり、天界からのインスピレーションを受け取り多次元にアクセスするために、苦しみ(トラウマ)が関わっているという教えがあるらしいです。これは、ネイティブアメリカンのビジョンクエストでも肉体的な苦しみを通じて能力を開くというやり方がありますので分かりますよね。
ちなみに上の本によると、ウニヒピリがアウマクアにつながる方法として、セクシャリティ、トラウマ(苦しみ)、瞑想があると書いているんですよね。これってある意味、セクシャリティ(冥王星)、トラウマ(苦しみ)(天王星)、瞑想(海王星)というゲートなのかもですね。
で、トラウマ(苦しみ)。
これについては、私は20代の後半にN先生という著名なトラウマ研究のお医者様と知り合ったのですが、彼女自身も非常に困難な虐待体験とその記憶の取り戻しを通じて、ある種の霊的な感覚(過去生が見える感覚)が開いたとおっしゃっていました(なので彼女のクリニックでは、西洋医学のアプローチと、いわゆるスピリチュアル的な代替療法のアプローチが組み合わせられています。)。
※N先生のお話はこちらのブログで書いているよー
なお、天王星は個人の天才性と関わる天体ですが、同時に地獄的体験(トラウマ)と結びついているっていう話については、以前こんな記事を書きました~。
多分、(特に幼少期の)トラウマを真に癒やすということは、天王星的な才能(天才性)の開花とも関わっていて、天王星が水瓶座の支配星であるということは、その才能が決して自分のためではなくより広い意味での人類への貢献と関わっているということなのでしょう。
だからこそ、トラウマを、ただかわいそうな悲惨な体験であり「悪いもの」として「取り除く」というアプローチで行うトラウマに対する癒やしは、むしろその体験者の神性を損なってしまう可能性もあると考えています。
これは、ここ最近、さらにオーラソーマのボトルB120ペルセポネが誕生した瞬間のチャートで天王星が強く出ているチャートとも通底する学びであるように思います。