全てを与えられた女、失楽園の前のイヴ=パンドラ、そしてリリス。冥王星水瓶座入りに向けて。
数日前、パンドラについてご質問を受けました。パンドラは小惑星パンドラというものもあり、今ちょうど射手座に入ったくらいですね~!
ご質問のメッセージを読んだタイミングでチャートを開いたらMCにパンドラが合になっていたので(笑)、これは来てるなと思いました。
実は以前から私、パンドラは牧神パンの次に来ると感じていたのですよ。
それで、コロナが来たので明らかに牧神パンはパンデミックと関わっているなーと思っていたところです。
※牧神パンについては、既に何回か記事を書いております~
そして、この牧神パン絡みの象徴的なイベントが、山羊座の最後の方の度数が、木星や土星、冥王星によって刺激されているここ数年の出来事であるとしたら、パンドラに関する出来事は、2023年からいよいよはじまる冥王星水瓶座時代の話に関連していると感じていました。
ちなみにパンドラといえば、パンドラの箱が有名ですが、実はこの箱は、かつてはパンドラの甕(かめ)だったのです。
そう、アングルの「泉」にあるこの女性のように・・・。
出典:Wikipedia
とすると、ある意味では、タロットカードの「星」の女性でもあるように感じます。
タロットカードの「星」は、希望と結び付けられることもありますので、パンドラの神話(箱の中からあらゆる災厄が出てきた後で、唯一希望だけが出てこずに残った)とも関係していそうです。
出典:Wikipedia
でね。
私はパンドラの元のエネルギー、箱を開けてしまう前のエネルギーを感じると、「失楽園前のイヴ」だと思うのです。
というのが、パンドラという名前は、「全てを与えられた女」という意味だからです。
満たされてすべて充足した状態の女性性といえば、エデンの園のイヴですね。
でね、レオナール藤田のこちらの絵に出てくるイヴが、この失楽園前のイヴ。堂々とした自然界の女王のようなイヴですね~
出典はこちら
※そしてこのような、傷のない野生児のような自然界の女王のようなイヴ=パンドラは、アダムと仲たがいを起こす前の、楽園の女主人としてのリリスのイメージでもあります。
そして、パンドラは神話的にプロメテウスやデウカリオーンと関わっているとうところがポイントです。
ご存知の方も多いと思いますが、Richard Tarnusという碩学の占星術師はプロメテウスを天王星と結び付けています。そして天王星は水瓶座を支配する天体ですね。
そしてデウカリオーンの神話は、水瓶座の神話の1つのバリエーションでもあります。
この2つに、パンドラは深く関わっているのです。
なので、2023年からいよいよ始まる冥王星水瓶座入りと、パンドラのエネルギーは関わっていると思うんですね。
・・・パンドラのエネルギーについては、もう少し記事を続けますね。
(つづく)