私が卍易風水師になるまでその1 未来は逆向きにやってくるという古くて新しい日本の風水
先日、卍易風水師になったよーっていうご報告をしました。すでにチラホラ鑑定のお申し込みもいただいており嬉しい限りです。
さて。今ちょうどお盆休みで比較的余裕があるので、何回かに分けて私が卍易風水を習うに至るまでの話を書いていきたいと思います。
元々私は20代のころから風水には関心がありました。とはいえ、その当時私にご縁があった風水は、家の立地や立てた年などから運気を見たり、家の建築そのものに関わる風水。しかも中国本土ではなく、欧米で広まった流派のものでした。
その欧米化された中華風の風水を勉強している中で一番疑問だったのが、本質的な風水の中にあるある種の利己性です。
つまり、「良い土地を自分や自分たち一族で占有して富を得る」というような考え方ですね。典型的には、陰宅風水といって、先祖代々のお墓を良い場所(明堂)に配置することで、子々孫々に至るまで栄華を得ようとする風水です。
荒俣宏さんが日本に紹介した香港の銀行同士の風水戦争などもまさにこういう文脈の中にあります。
※このあたりの風水と権力の関係性については、韓国映画の風水師に詳しい。
なんか、このある種の利己性がどーもネックになって、この辺りの学びを深めていきたいという気にはならなかったのですね。
・・・ところがその後、30代になってから古神道について学んでいた時、日本の古来の風水は、中国からの影響を受けつつも独自性があることに気づきます。
それは、日本の風水には氏神神社と穀類を産出する田をエネルギーの源として集落全体に豊かさをいきわたらせるという縄文的な公共的な思想です。
実は、日本の風水って「五穀豊穣」がベースなのですよ・・・!
※風水ではなく、火風水、つまり「ひふみ」と言われていたとも・・・。火と風と水で土から産出された穀類を食す、ということは四元素でもあります!
この情報に触れてから、少なくとも日本という国らしさを失わない(利己性に偏らない)東洋風水を学びたいと思うようになりました。
とはいえ、いったいそんな風水(日本的なものを大切にした風水)がどこにあるんじゃー!?と思っていました。
でも、弟子の準備が整えば、師匠があらわると言います。
ある日私は、インターネットを検索していて、ある著名な起業家さんがお客様として体験談を掲載して絶賛している風水師さんのことを知ります。
それが、卍易風水の創始者・仲谷先生でした。
最初はよくある中華風の風水かなって思っていたのですが、先生のブログやサイトを読み進めるうちに「日本的なもの」に関する言及があったり、いろいろな考察が深いと気づき、どんどんどはまり。
そして、仲谷先生の「タオのメソッド」(現在改訂中)を買ったのですが、陰陽五行について五常という心の仕組みから解説する今までにない理論に衝撃を受けました。
しかもちょうどそのころ、私は、
「未来は逆向きにやってくる」
という日本独自の時間の流れに取りつかれていました。
そのため、五常の中にある逆の流れ、つまり下剋上の動きを「成長」ととらえる仲谷先生の考え方に強烈に惹かれたんですね。
最初は五常について勉強したいと思っていましたが、ちょうどリニューアル中で受けられず。なので、まずはセッションを受けてみたい!と前のめりに申し込むことにしました。
(つづく)
※私が卍易風水師になるまでシリーズはこちらから読めます: