春、エーテル体を癒す桜の季節。きらびやかなアストラル的刺激を抱擁しながら受け流す自然の生命力
ここ最近、AIと戯れる日々が続いています。そして、AI関係の情報を取るために色々学んでいますが、このデジタルな世界のネオン感、ギラギラとした刺激ってアストラル的なものだなあと思います。
しかし、あまりにこれ系の知識を増やす活動をずっとやっているとだんだん疲れてくるんですよね。生活のリズムも崩れますし、家も汚くなる(笑)
アストラル的な力が強くなればなるほど、私たちの生命力の源であるエーテル体は弱まる、ということは、既にシュタイナーがプロメテウス神話になぞらえて語っています。
シュタイナーは、現代の人類はまさに、このプロメテウスなのだというのですね。
まあ、いわゆるスピの世界でいう「願えば叶う」「思考は現実化する」はすべて、こうした現代特有の時代意識に基づくものなんですね。
そして、ここでいう思考や願いの力、つまりは欲望を行使すればするほど、アストラル的な刺激が、私たちのエーテル体、つまり生命力を損なうという代償を払い続けることになるんですね。
このことって、意外と誰もあまり言わないけど、今の時代深刻な課題なんじゃないかと私は感じています。
そのためか、シュタイナーはエーテル体を癒すとか、強化するといったことをオイリュトミーやその他さまざまな分野を通して何回も伝えています。
彼が生きていた100年前のヨーロッパ文明では、アストラル的な力が強くなりすぎて、社会の色々な分野で分断や争い、生命力の枯渇が引き起こされていました。
そして100年後、日本という国が持っている役割を考えたとき、1つにはこのエーテル体のテーマが何よりも重要なのではないかと思います。
これは、私が今お題として受け取っている東洋医学をヨーロッパに広めるお仕事の中で強く感じることなのですね。
東洋医学をはじめとする代替療法の受診率は、日本の3倍です。ドイツでは、お医者さんや医療の有資格者が鍼灸を施術しています。
世界を牽引してきたヨーロッパですが、その西洋医学の限界を知り、積極的に東洋医学や伝統医学を取り入れようとするお医者さんが想像以上に多いという印象です。
これから桜の季節ですが、エーテル体の色というのは桜色をしているとどこかで聞いたことがあります。
それは、裂けた傷口が修復するときに、下から盛り上がってくる肉の色でもあります。
毎年日本人がこの桜を愛でるというのは、日本人がエーテル的なものに対して繊細な感性を持っていることのあかしなのではないかと思ったりします。