リリス(過去の野生)を統合してイシュタル(新しい時代の野生)につなぐために~天王星の支配する水瓶座グレコンサイクルの始まりにあたって
占星術のリリスについては以前このブログで書いており、今でもたくさんの人が読んでくれている内容ですが、ここ最近もう一度深めていこうと思っています。
で、太陽が蠍座の季節~射手座の季節に何回かに分けてシェア会(リリスの資料付、有料)をする予定です。
※リリスの記事はこちらに書いています。
その理由は、リリス=野生の女なので、これから始まる風の時代の最初のグレコンサイクルで重要な射手座金星(イシュタル)のテーマとも関わってくるからなのですよね。
※「野生」とwild womanについては、noteの方に記事を書きました。天使のヒーラーであるイングリットから教えてもらった重要なこと。
リリス的なものは、女性であれば皆が(過去生から含めて)関心のあるテーマかなと思います。
とはいえ、私はリリス的なことをすべて肯定し、それを前面に掲げて女性の自由を喧伝するフェミニストではないし、昨今人気の乱交とかポリアモリーとかは大嫌いなので、そういうことをすすめるつもりはないです(笑)
むしろ、リリス的なものを(癒して)統合して、イシュタルという女神につなげていくということをテーマにしています。
なぜかというと、イシュタルは、リリスとは違って、男性(性)に反抗したり対抗する女性性ではなく、むしろ自分が選んだ男性(性)にとっての導き手になり得る女神なので。
・・・ちなみに、リリスについて私は、各地のバイオダイナミックカレンダーやムーンガーデニングのカレンダー類を通じて月の遠地点を研究していたときに、ある面白いことを発見しています。
それが、月の遠地点としてのリリスは、実は花の香りを強め、植物を天へと向かって誘い出す力を持っているということです。
具体的に言うと、月の遠地点に月が合になるときは、月のエレメントが火・地・風・水のいずれであっても、風(花)のエレメントの力が強くなるのです。
もちろん、この作用は時にやっかいなこともあるわけです。
たとえば、花を咲かせる植物をこの日に植えると徒長しやすいと言われています。つまり、生殖器である花のエネルギーが強くなりすぎて、結果として健やかな成長ができなくなるともいえます。
一方で、精油の調合や精油のワークなどにはこの月の遠地点に月が合になるときはうってつけだともいえます。
ところで、あまり知られていませんが、4つの元素の中でも「風」のエレメントというのは、天国(パラダイス)と密接に結びつくものだと考えられています。
※なぜそのように言われているのかということについては、『四気質の治療学』の翻訳書に書いてあります。買ってね(笑)
リリスが翼のある女神(風の女神)として描かれることが多いのも、実は天国的なものとの関りが深いということの象徴なのかもしれません。
そして、リリス的なものを癒して統合していくことは、天王星が司る水瓶座の時代の雛形になる、2020年12月22日から始まる水瓶座のグレコンサイクルでもとても重要。
なぜなら、今年の3月22日の春分の日に行ったZOOMシェア会で、天王星は、2つの極(男性性と女性性)を持つ性エネルギーの星だということをお伝えしているからです。
この点については、以前以下の記事でこういう話を書きました。
そちらから引用します。
Samael Aun Weorによると、水瓶座を支配する天王星はKing of Sexなのだそうです。
その理由は、Uranusというのは、Ur=水、Anus=火という意味で、水と火が混ぜ合わさる性行為のことを象徴しているからだというのです。
確かに、水瓶座を支配する天王星、その名前の由来になったウラノスの神話を良く読み解いていくとかなり示唆に富んでいると思うんですよね。(中略)
なお、水瓶座は一般にマインドや思考を司ると言われており、水瓶座の時代には、人類はますます思考の力を意識するようになると言われていますが、この水瓶座の時代の新しい思考の力は、性エネルギーの昇華の結果得られるものなのではないか?と最近感じるのです。
そして、この昇華された性エネルギー=思考の力が、ハートに向かって流れ、ハートと一体になるとき、新しい時代が最も良く表現されるのでしょう。
以前、(中略)これから水瓶座の時代になるにつれて、思考(ペルセウス)の力が私たちのハート(アンドロメダ)を救済すると書きました。
(中略)ここでキーとなるのは、ペルセウスが、メドゥーサの首(克服された古い母なる神、ペルセウス自身のクンダリーニ)を武器として使っていること。
この武器がなくしては、ペルセウスはアンドロメダを救い出し、さらには化け物(母なる存在、くじら、人類の集合体としてのクンダリーニ)を解体して新しい世界を作るということはできませんでした。
ペルセウスが英雄であるゆえんは、古い母なる神(旧時代の性エネルギーの象徴)を克服し使いこなすことができているということです。
ですので、水瓶座の時代は、まさにこの「性エネルギー」の扱い方いかんによって、地獄になるか天国になるか決まるのではないかと思うのです。
性エネルギーに結び付いたマインドの力を野放しにして、自分の粗野な性エネルギーが作り出したマインドの地獄の中で溺れてしまう人々と、正しく性エネルギーを昇華し、そのマインドの力で新しい時代を創り出していく人とに分かれていく。
これが、水瓶座という星座の神話に、洪水伝説(デカリオン)と天才伝説(ガニュメデス)の2つが含まれている理由かなと感じています。
※ファスティングの日記の方でも、天王星の話を書きました。
なので・・・・蠍座の終わりから射手座の季節にかけて、何回かに分けてリリスのシェア会(有料・資料付、動画資料を事前配布し当日はチャートを実際に自分なりにワークして解釈していく作業をする予定)をやっていこうと思うので、興味がある人はメルマガに登録しておいてください。後で、お申込フォームを流します。
※なお、私のメルマガは男性の読者さんは少ないので杞憂かと思いますが(笑)、安心してプライバシーを守れる場所を作るために、女性限定の会とします。